課題A 各種観測データの一元化

当課題は、令和6年度から火山調査研究推進本部に関する取組として移管されますが、JVDNシステムは本プロジェクトのプラットフォームとして引き続き開発を行っていきます。

jvdn
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概要

事業・課題の概要

各組織・研究者と協働して、多項目の火山観測データをオンラインで一元化共有する「一元化共有システム」を開発し、各機関がデータを共有・利用する仕組みをつくる。システムは、国際規格に準拠させるとともに、データの可視化ツールやデータ処理技術を実装する。これにより、分野間・組織間のデータの相互利用や連携を促して火山研究をより活性化させるとともに、研究成果を地方自治体や行政機関等が行う防災対応等に活用することで、火山災害の軽減に貢献する。

成果目標及び実施方法
  • 既存の流通・共有システムを強化するとともに、多項目のデータを集約、保存、共有する一元化共有システムを開発する。
  • WEB-GIS等を活用した可視化ツールや、事象系統樹の分岐判断等に必要な処理技術を開発し、システムに実装する。
  • 火山研究運営委員会の運営等を行い、関係機関の連携を促進する。
アウトプット・アウトカム

火山観測データや研究成果を共有する仕組みをつくることにより、以下の取組を促し、火山災害の軽減を図る。

  • データ・研究成果の活用や分野間・組織間の連携を促して、「観測・予測・対策」の一体的研究を含む火山研究をより活性化させる。
  • データ・研究成果の地方自治体や行政機関等による防災対策及び対応への活用を促進する。
事業・課題の実施体制
課題A
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【採択機関・事業責任者】
国立研究開発法人防災科学技術研究所
火山研究推進センター主任研究員
上田 英樹

課題Aは、単に観測データを研究者だけで共有しようとするものではではなく、火山が持つ価値や火山研究によって新たに生み出される価値を国民全体で共有することを目指すものです。平成26年御嶽山噴火災害では、大勢の方が亡くなられました。その後、多くの問題が指摘されましたが、問題の根底にはこの価値を研究者と社会で十分に共有できていないことにあると考えています。これを真摯に受け止め、改善していきたいと思います。